恋愛の目的-趣味恋愛と虚栄恋愛-
あなたは何故、恋愛をしたいと思いますか?またはあなたは何故、恋愛をしているのですか?フランスは17世紀のジャーナリスト、スタンダールは44歳の時、「恋愛論」なるものを発表し、恋愛を4つにわけました。一口に「恋愛」と言っても、自分が恋愛に求めるモノによってその恋愛のタイプは4つに分かれると主張したのです。ここではそのうち2つの恋愛のタイプを紹介します。自分がどのタイプに当てはまるのかを考えてみてください。
一つ目は「趣味恋愛」です。この恋愛は「恋愛は遊びだ」というような考え方の下に展開されます。「あの人を口説く事は出来るかな?」「あの人とセックスは出来るかな?」という、ある意味「ゲーム」的な考え方を持つ人が遂行する恋愛がこの「趣味恋愛」に相当します。スタンダールはこの趣味恋愛を「冷たい細密画の様な恋」と呼びました。「情熱的恋愛」が真の恋愛だと考えていた彼からすれば、こういった恋愛の姿勢や考え方は冷たいものに見えたようです。
2つ目は「虚栄恋愛」です。個人的な考えですがこの姿勢で恋愛を遂行する人は多いように思えますね。さて、「虚栄恋愛」とは。一言で言ってしまえば「恋に恋している恋愛」です。「こんなに素敵な人と付き合うことが出来ている自分って素敵」という考え方の下に展開されます。恋人を他人に見せびらかしたいな、という衝動に駆られる事もありますね。
結局この2つの恋愛タイプから言える事、スタンダールが言いたかった事は「これらは真の恋愛ではない」ということです。恋愛至上主義者であり、自分から「恋愛論」を発表するような彼の事ですからおそらくは「恋愛」について誰よりも深く研究、思索したはずです。そんな彼の言う事には一理はあると思いますよ。
彼の主張が正しいものとすると、「真の恋愛ではない、ある種の偽の恋愛」に労力や時間を費やすことを馬鹿馬鹿しく思えてきませんか?正直なところ、私はそう思ってしまいました。自分はどういった姿勢で恋愛に取り組んでいるのかを考えて、それが自分にとって良いものか否かを考える機会があっても良いのではないかと思います。